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12月30日、中国紙は「韓国軍将校がスパイ容疑で、中国で拘束されていた」と大げさに書きたてたばかりの韓国メディアが、ここ数日は対中強硬姿勢を反省する論調に変化している、と報じた。写真は10月、天津で行われた凧揚げ大会。米国や韓国などの大学生らが参加した。
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2010年12月30日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙・環球時報は、「韓国軍将校がスパイ容疑で、中国で拘束されていた」と大げさに書きたてたばかりの韓国メディアが、ここ数日は対中強硬姿勢を反省する論調に変化している、と報じた。以下はその内容。
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最近の中韓関係はいざこざが絶えない。韓国の警備艦と中国漁船との衝突事件がようやく一段落した矢先に、今度は一部の韓国メディアが「韓国軍将校がスパイ容疑で、中国で拘束されていた」と大げさに書きたてた。中韓関係はこのまま悪化の一途を辿るのか?
ところが、韓国国内ではこうした対中姿勢を反省する動きが出始めている。27日付中央日報は「韓国はなぜ米国にばかりラブコールを送るのか?」と疑問を呈し、28日付世界日報は「韓国こそ中国と信頼関係を構築する準備ができていたかどうか、自らに問いただすべき」「中国を重要だと思うのなら、温和な対中外交を推進すべきだ」と指摘した。
続いて29日付明日新聞は「韓国政府の最大の失敗は北東アジア情勢を冷戦時代に逆戻りさせたこと」「韓中関係の摩擦が続く原因は、韓国が韓米同盟の強化に力を入れすぎたことで中国に懸念を抱かせたこと。米国にとって韓米同盟は中国を牽制する道具。中国がこれに不満を抱くのは当然だ」と論じた。
このほか、柳佑益(リュ・ウイク)駐中国韓国大使は2010年の中韓関係を振り返り、「天安沈没事件や北朝鮮による砲撃事件などにより、韓中関係はこれまでで最も複雑な年になった」としながらも、「2011年は『肝胆相照らす』関係を築くことができれば」と抱負を語った。(翻訳・編集/NN)
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