中国でビジネスに成功する鉄則は「相手のメンツを立てる」こと―米紙

Record China    2010年12月27日(月) 15時22分

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13日、中国でビジネスをするために最も重要なのは「中国人のメンツを尊重することだ」と米紙が指摘した。写真は中国人の商談。

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2010年12月13日、米ニューヨーク・タイムズは、中国でビジネスをするために最も重要なのは「中国人のメンツを尊重することだ」との記事を掲載した。15日付で環球時報が伝えた。

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寄稿したのはニュ−ヨ−クに本社に置く広告代理店JWT(ジェイ・ウォルター・トンプソン)中国地区CEOのトム・ドクトロフ氏。同氏は、中国では「メンツは社交上の銀行口座のようなもので、残高を減らすこともできれば節約することもでき、それに投資することもできる」と指摘する。メンツをなくすと、中国人はひどく不安になるのだという。

同氏によれば、会議の出席者が「自分は間違った発言をした」「ばかばかしい発言をした」などと感じたなら、それは他の誰かがその人のメンツを立たなくさせたということ。たとえ相手の発言に創造性や戦略性がなかったとしても、メンツを立てるためにそこに知性を発見しなければならない、という。もしも会議の終わりに、相手の意見を一笑に付すようなことがあれば、自分の前に横たわる災難を覚悟しなければならないのだ。

他の外資系企業のCEOたちも口をそろえて、中国ではメンツを立たせることをマスターしたなら、他のことを心配する必要はない、と言う。欧米人が中国人と商談する場合、メンツがすべての鍵を握る、ということだろう。(翻訳・編集/津野尾)

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