<続報>中国の闇・知的障害者に奴隷労働、派遣元の施設経営者を逮捕―新疆ウイグル自治区

Record China    2010年12月15日(水) 22時52分
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15日、新疆ウイグル自治区トクスン県で知的障害者が工場で奴隷労働を強いられていた問題で、施設経営の男が当局に逮捕された。写真は問題の工場で労働させられていた知的障害者たち。

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2010年12月15日、新疆ウイグル自治区トクスン県で知的障害者が工場で奴隷労働を強いられていた問題で、障害者施設を経営する男が93年からの17年間で100人以上の入所者を中国全土に送り込み、就業させた報酬を全額ピンハネしていたことが分かった。華西都市報が伝えた。

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男は四川省渠県で知的障害者施設を経営する曾令全(ツォン・リンチュエン)。14日深夜に同県の城北派出所に連行され、刑事拘留された。調べによると、曾は1993年から2006年の間に137人の知的障害者を引き取り、2007年には小学校を改装して訓練施設を開設した。慈善活動家として地元の新聞にも取り上げられたことがある有名人だった。

ところが、その実態は知的障害者を食い物にする悪徳業者だった。2008年9月には5人をトクスン県に派遣、1人あたり年3600元(約4万5000円)の報酬を全額ピンハネしていた。彼らは劣悪な環境下で働かされ、満足な食事も与えられず入浴もままならない生活を送っていた。

見かねた近隣住民が警察に通報し、国営新華社通信が報道したことで社会の関心を呼び、今回の摘発につながった。(翻訳・編集/NN)



   

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