Record China 2010年12月15日(水) 15時20分
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14日、劣悪な環境下、無給で知的障害者を働かせていた新疆ウイグル自治区トクスン県の建材工場責任者らが、警察当局に逮捕された。写真は工場で労働させられていた障害者たち。
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2010年12月14日、中国新聞網によれば、劣悪な環境下、無給で知的障害者を働かせていた新疆ウイグル自治区トクスン県の建材工場責任者らが、警察当局に逮捕された。
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記事によれば、近隣の住民はこの工場が知的労働者を奴隷のように働かせていることを数年前から知っていた。満足な食事も与えられず入浴もままならない生活、防塵マスクも与えられない作業場での労働、逃亡を試みれば体罰が待っていたとの労働者のコメントもある。このようにあまりの惨い扱いから、ある地元住民がついに警察に通報した。これに対し地元派出所は当初、「工場側が労働者らと正規の労働契約を結んでいると主張しているため、口出しできない」としていたが、国営新華社通信などが工場の実態をレポートし、マスコミが事件を取りあげるようになると事態は急変した。
県政府が事態を重く見て、専門部署を設置し調査を行ったところ、主犯の男らが12人の知的障害者を連れて四川省成都市へ向かっていることが判明した。四川省警察当局の協力の下、主犯の男とその息子らが逮捕され、12人の障害者は無事保護された。彼らの一部は“自立支援を促す”との名目のもと、入所していた施設から謝礼金とともに工場に引き取られ、月々の給与は本人たちにではなく、施設側に支払われていた。これは工場経営者の妻の説明だ。
この事件について、トクスン県政府は法に照らし合わせて厳格に対処するとしている。(翻訳・編集/岡田)
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