<ノーベル平和賞>新華社が論評、「政治ショーに堕した賞」―中国

Record China    2010年12月11日(土) 10時35分

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10日、ノルウェー・オスロでノーベル平和賞授賞式が行われた。新華社は「正しい道理は人心にあり」と題した記事を掲載した。写真は中国の国徽。

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2010年12月10日、ノルウェー・オスロでノーベル平和賞授賞式が行われた。新華社は夏冬梅(シア・ドンメイ)記者の署名記事「正しい道理は人心にあり」を掲載した。以下はその内容

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10日、オスロでは受賞者不在のまま式典が行われ、いわゆる「平和賞」は国家政権転覆扇動罪で投獄中の劉暁波(リウ・シャオボー)に与えられた。もはや「平和賞」はまぎれもない政治ショーに堕した。

劉は20年以上前から中国人が肉体的にも精神的にも完全な無能であると説いていた。曰く、「香港は100年の植民地時代を経て今日を迎えた。中国はこれほど大きい。当然ながら300年の植民地経験を経なければ今の香港のようにはならない。いや、300年で足りるのか、私は疑問に思っている」、と。また、劉は長期にわたりインターネットで扇動的な文章を書き、署名を集めるなどの方式で中国の政権と社会制度の転覆を狙った。ゆえに2009年、中華人民共和国刑法第105条に触れ、懲役刑を科されたのだ。

こうした者にノーベル平和賞が与えられたのだから、中国人民の反応もわかろうというもの。10月18日に環球時報が実施した調査によると、77%が劉暁波を何者か知らず、約75%が受賞は「中国への圧力であり、欧米式の政治体制を中国に受け入れさせるためのもの」と回答した。

また、普遍的価値をうたうノーベル平和賞だが、国際的にも広く疑問を持たれている。世界50カ国以上の100以上のメディアが大量のコラムを発表。ノーベル平和賞選考委員会の決定を批判した。その中にはノルウェーメディアも含まれている。

今年のノーベル平和賞は一部の人間が操る政治の道具と化してしまった。その失敗は明らかで、黒幕たちはうちひしがれている。中国人民の前進の足取りは止まることなく、世界の進歩の潮流も阻むことはできない。偏見、傲慢、偽善は最終的に時代によって捨てられることになるだろう。(翻訳・編集/KT)

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