中国人観光客が大幅減、尖閣沖の漁船衝突事件に起因か―日本

Record China    2010年11月25日(木) 19時33分

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24日、日本政府観光局が発表した調査報告によると、今年10月に訪日した中国人観光客は10万6400人。前年同期比1.8%の減少となった。これは前月に発生した尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の影響と考えられる。写真は銀座のデパート。

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2010年11月24日、日本政府観光局が発表した調査報告によると、今年10月に訪日した中国人観光客は10万6400人。前年同期比1.8%の減少となった。これは前月に発生した尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の影響と考えられる。中国新聞社が伝えた。

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09年7月、個人観光ビザが解禁され、中国人は日本への自由旅行が可能となった。今年2月からの統計では、日本を訪れる中国人観光客はうなぎのぼり。月ごとに新記録を更新するような状況であった。9月には前年同期比40%増という未曽有の訪日客数を記録したが、10月に入り、状況は一変した。

報告では、その原因として9月初旬に発生した尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件との関連性を指摘している。中国では10月の第1週が建国記念日(国慶節)のゴールデンウィークとなっており、日本側ではこれに絡んだ観光収益を大いに期待していたが、それは裏切られる形となった。

消費の低迷に悩む日本が“救世主”と期待を寄せていた中国人観光客。百貨店業界ではその旺盛な購買意欲を見こんで、各店での争奪戦が過熱しているところだった。「観光立国」を掲げる日本政府も、今年7月より中国人旅行客に対するビザ規定を緩和することでそれを後押ししていた。

日本政府は今年、訪日する中国人観光客を180万人と見込んでいる。今年9月までに120万人を達成しているものの、現在の旅行客数減少傾向はしばらく続くと見ており、目標達成には不安も見え始めた。(翻訳・編集/愛玉)

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