2011年11月17日、中国各地で軽油不足が続いている状況について、中国石油はこのほど公式サイト上で原因に言及した上、11月から毎日1万トン増産していることを明らかにした。中国の各メディアが伝えた。

同社は原油不足の六大原因として、◇国際原油価格の高騰で石油精製メーカーの多くが赤字を避けるために減産または生産を中止した◇運輸業や建設業の発展で、軽油の需要が増加した◇生産量の減少期間が需要のピークと重なった◇一部の精製工場が検査のため生産を一時停止した◇排出削減目標を達成するため電気の使用が制限され、代わりに軽油の使用が増えた◇小売価格より仕入れ価格の方が高い状況が続いている――などを挙げている。

また同社は軽油不足の解消に向けて、1日当たりの原油加工量を過去最高の40万トンまで増やし、10月に比べ毎日1万トン多い16．8万トンの軽油を生産していると解決に前向きな姿勢を強調している。（翻訳・編集/JX）