2010年11月8日、アイルランド紙アイリッシュ・タイムズと米金融情報サイト・ブルームバーグは、中国の中産階級の購買力に期待を寄せる記事を掲載した。11日付で環球時報が伝えた。

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アイリッシュ・タイムズ（電子版）は、「成長する中国の中産階級、米国にとって巨大なチャンス」というタイトルで、「低迷する米経済を救うのは増殖を続ける中国の中産階級だ」との著名な米ビジネスコンサルタントのハンデル・ジョーンズ氏の自説を紹介。同氏は著書「チャイナメリカ、なぜ米国の未来は中国なのか？（Chinamerica―why the future of America is China ？）」のなかで、米国の経済成長は財政赤字と引き換えに手に入れたものであり、中国は商品の生産と販売を地道に続けたことで着実に富を蓄積してきたと指摘した。米国が慎重かつ懸命な行動をとれば、中国市場は巨大なビジネスチャンスとして米国に開放されると述べている。

ブルームバーグも「中国の中間所得層と富裕層は今後10年で3倍になる」との記事を掲載した。ボストン・コンサルティング・グループ（BCG）の報告は、世帯年収が6万元（約75万円）を超える中間所得層以上の国民が2020年までに2億7000万人増加、現在の1億4800万人から4億1500万人にまで膨らむと予想。また、今後増加する中産階級と富裕層の4分の3は地方都市に集中すると分析している。（翻訳・編集/本郷）