軍幹部養成機関がアラブ諸国からの留学生を大量受け入れ―中国

Record China    2010年11月3日(水) 21時3分

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1日、解放軍報によると、中国人民解放軍国防大学などの軍事教育機関は近年アラブ諸国から多くの軍事留学生を受け入れている。今年5月の「中国アラブ協力フォーラム」第4回閣僚級会議以降、両者間の関係はますます密接だ。写真は中国人民解放軍国防大学の学生。

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2010年11月1日、解放軍報によると、中国人民解放軍国防大学などの軍事教育機関は近年アラブ諸国から多くの軍事留学生を受け入れている。1955年のバンドン会議以来、両者は相互理解に努めてきたが、2010年5月には「中国アラブ協力フォーラム」第4回閣僚級会議が開催され「全面協力及び戦略的協力関係の発展」で同意、新たな関係の構築が目指されている。

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近年、中国とアラブ諸国の間では、エネルギー、文化、教育、科学技術、インフラ開発などの分野で関係が進展しており、軍事においても、幹部間交流、人材養成、安全保障などにおいて新たな展開が見られている。中国国防部外事弁公室の銭利華(チエン・リーホア)主任は「両者間の往来は頻度を増しており、内容もより実務的になっている。特に幹部クラスの交流は非常に密接だ」と語る。

統計によると、2005年から現在まで、エジプト、オマーン、チュニジアなどアラブの10カ国あまりの防衛大臣や参謀長などが中国を訪問している。また、中国からもクウェートやサウジアラビア、カタールなどを軍幹部が訪問。さらに、シリア、エジプト、ヨルダン、レバノンなどの国とは互いに幹部級の訪問団を派遣しあう関係になった。

こうした関係から、中国人民解放軍国防大学など軍幹部養成機関はアラブ諸国からの留学生を多く受け入れ、アラブで必要とされる軍事的技能を身につけた人材の養成に協力している。同時に、国防大学や解放軍理工大学はオマーン、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、シリア、ヨルダン、エジプトからは軍事学術代表団を受け入れ、共同研究を行っている。中国、アラブともにこうした交流を通し、世界の和平に寄与したい考えだ。(翻訳・編集/小坂)

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