2050年までに世界の漁業資源が激減、海洋汚染や地球温暖化で―国連

Record China    2010年10月24日(日) 13時53分

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21日、国際連合環境計画は、海洋汚染や地球温暖化による漁業資源の減少に伴い、2050年ごろに漁獲量が大幅に減少するとの研究レポートを発表した。写真は江蘇省如東県のハマグリ漁。

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2010年10月21日、国際連合総会の補助機関である国際連合環境計画は、海洋汚染や地球温暖化、過度の漁獲などによる漁業資源の減少に伴い、2050年ごろには世界のほとんどの海域で漁獲量が大幅に減少するとの研究レポートを発表した。22日付で国際在線が伝えた。

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レポートは、地球温暖化が継続すれば、サンゴ礁など海洋生態系が深刻な影響を受けると指摘。また、過度の漁獲は食物連鎖でいう生態ピラミッドの上部に位置する大型魚類の減少を招いており、各海域でこうした現象が目立ってきているという。

また、船舶が港湾で排出するバラスト水(荷物を積載していない船を安定させるために積み込む海水。荷を降ろした時に積み込まれ、到着した港で荷を積む際に捨てられる)によって、外部から大量の外来生物が持ち込まれており、これも現地の生物が絶滅する危険性を加速させる原因になっている。

国際連合は2012年までに世界の海洋面積の10%を保護地区とすると提案していたが、その割合は現在1.17%に過ぎないため、国際連合環境計画は保護地区を拡大する必要があると指摘している。(翻訳・編集/HA)

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