<独占取材>密着!現金輸送車強盗殺人事件、逮捕劇の一部始終(4)—福建省プー田市

Record China    2006年12月26日(火) 13時28分

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2006年12月24日、福建省プー田市で起きた現金輸送車強盗殺人事件の容疑者がついに逮捕された。友人や仲間を殺して逃走した凶悪犯は、ラーメン店の2階に潜んでいるところを武装した警官隊によって取り押さえられた。

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2006年12月24日、福建省プー田(ティエン)市で発生した現金輸送車強盗殺人事件で、容疑者の鄭洪斌(ジョンホンビン)が泉州市のラーメン店に潜んでいることが判明した。防弾チョッキなどで武装した特別警官隊が周囲を包囲、犯人確保の作戦決行の時を待った。

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包囲からおよそ5時間後の午前5時15分ごろ、数人の特別警官が中の様子を伺うため、静かに建物に潜入した。階段を上り、鄭容疑者が寝ていると思われる部屋へと続く冷たい廊下を慎重に進む。建物の外では、失敗は許されないという張りつめた空気のなか、警官隊が突入の合図を待った。

建物に潜入した警官たちは、ついに部屋の前へ到着した。警官の1人が勢いよくドアを蹴破ると、それが合図となって30人あまりの特別警官が一斉に突入。無防備な姿で眠ていた鄭容疑者を取り押さえることに成功した。部屋の灯りをつけてみると、鄭容疑者は大勢の警官隊の下敷きとなってもがいており、しばらくは状況がさっぱり飲み込めない、といった様子だった。しかし、特別警官の隊長が逮捕状を突きつけ犯行について問いただすと、鄭容疑者は素直に容疑を認めたという。鄭容疑者が寝ていた部屋には、いくつかの所持品とともに、犯行に使った銃と強奪した現金23万元(約245万円)が無造作に入れられたバッグが見つかった。

明け方に行われたこの逮捕劇で、ラーメン店の周辺は一時騒然となった。しかし公安局の迅速な対応と連携捜査で、発生からおよそ12時間、友人や仲間を殺害し現金を奪うという凶悪事件は無事解決した。

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