<中華経済>上海宝鋼、自動車部品業に進出 上海で2工場稼働―中国

Record China    2010年10月21日(木) 6時41分

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20日、中国鉄鋼最大手の上海宝鋼集団は、上海羅店工業パーク内で100%出資の自動車部品子会社2社を稼働させた。

2010年10月20日、中国鉄鋼最大手の上海宝鋼集団は、上海羅店工業パーク内で100%出資の自動車部品子会社2社を稼働させた。生産する部品は上海フォルクスワーゲン(VW)や奇瑞汽車などに供給する。アウディやBMWなどとも事業提携に向けて商談中という。19日付国際金融報が伝えた。

同社は2004年に発表した事業戦略で「自動車部品業を多角化戦略に向けた柱に位置づける」との方針を示し、ホイールなどの生産を始めた。業界関係者は、自動車部品業の利益率の高さが鉄鋼メーカ―が同分野に進出する理由だと分析する。同関係者によると、中国の鉄鋼業の利益率は銀行の預金金利に及ばないほど低いが、自動車部品業の利益率は10〜20%に達する。

上海宝鋼は、2011年4月に山東省・煙台と上海でそれぞれホイール工場を稼働させる計画。他の地域でもホイール生産の機会を物色中という。(翻訳・編集/JX)

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