<独占取材>密着!現金輸送車強盗殺人事件、逮捕劇の一部始終(1)―福建省プー田市

Record China    2006年12月26日(火) 13時7分

拡大

2006年12月23日、福建省プー田市で現金輸送車強盗殺人事件が発生した。犯人は現金を輸送中の警備員の1人で、仲間を銃で撃ち殺す凶悪な犯行は人々を震撼させた。一刻も早い事件解決に向け、捜査が始まった。

(1 / 2 枚)

2006年12月23日、福建省プー田(ティエン)市で現金輸送車強盗殺人事件が発生した。レコードチャイナでは、特別捜査チームに密着し、容疑者逮捕までの一部始終を取材した。

その他の写真

事件発生が明らかとなったのは、12月23日の午後5時41分ごろ。プー田市公安局に、路上に停められている現金輸送車の中で、運転手が頭から血を流して倒れているとの110番通報が入った。通報を受けた公安局はすぐに現場へ駆けつけたが、運転手の林(リン)さんはすでに死亡していた。また、輸送車の後部には、警備員の呉(ウー)さんが銃で頭を撃たれ、倒れているのが発見された。

通報したのは同乗していた警備員で、この日、彼らは運転手1人と警備員4人の計5人で現金輸送作業を行っていたという。異変が起きたのは、午後5時5分ごろ。農村部の銀行から市内へと移動中、警備員の1人である鄭洪斌(ジョンホンビン)が、突然警備用の拳銃を運転手の頭に突きつけ、停まるよう命じた。ほかの3人は、冗談だと思い笑っていたが、鄭容疑者は車を停めなかった運転手に発砲した。3人は驚いて取り押さえようとしたものの、興奮した鄭容疑者は彼らに向けて立て続けに発砲、2発が1人に当たって倒れ、銃弾を逃れた2人は夢中で脱出したという。

鄭容疑者は、輸送中の現金数百元のうち、23万元(約245万円)を持ち出し逃走。撃たれた運転手と警備員は、駆けつけた警官によって病院へ運ばれた。しかし運転手の林さんは即死、警備員の呉さんは意識不明の重体で危険な状態が続いている。その後公安局では、ただちに特別捜査チームを編成、緊急配備として市内の道路を封鎖し、逃亡中の鄭容疑者の追跡を開始した。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携