タイム誌が温家宝首相を「表紙の顔」に=「人民元問題と米輸出赤字は無関係」との主張も―米国

Record China    2010年10月12日(火) 16時5分

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12日、米CNN記者による温家宝・中国首相のインタビュー記事を米誌が掲載した。写真は中国1角硬貨と米1セント硬貨。

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2010年10月12日、米タイム誌ウェブサイト版は、米CNN記者による温家宝・中国首相のインタビュー記事を掲載した。温首相は、同誌18日発売号で初めて「表紙の顔」に選ばれた。新京報が伝えた。

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温家宝首相は同記事のなかで、米国が客観的かつ理性的に人民元問題をあつかうように求め、仮に人民元レートを引き上げさせることに成功しても、米国製品の輸出競争力は上がらない、と指摘している。

記事を執筆したファリード・ザカリア氏は、9月29日に米下院が、中国に人民元切り上げを促すための対中制裁法案を圧倒的多数で可決したことについて、「米国内の国民感情の扇動。これでは何の解決にもならない」と切り捨てた。同氏は今回の議決を、」国内で高まる反中感情のあらわれに過ぎない」としながら、「中国からやってくる真の試練を看過している」とも指摘した。

前例があるからだ。85年の日本とのプラザ合意により日本円が50%切り上げられても、米国製品にそれ以上の国際競争力はつかなかった。ザカリア氏が言う「真の試練」とは急速に成長する中国の人的資源、つまり人材に関係している。過去30年間は、インフラ建設に注力し、世界水準の道路網、壮大な港湾、高効率の空港などを整備してきたが、今中国は製品とサービスの質の向上をするために人的資源に投資する段階に入っているという。(翻訳・編集/津野尾)

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