2010年10月、独鉄道コンサルティング企業SCI Verkehrは、報告書「2010年世界鉄道市場調査報告」を発表。中国南車集団が独鉄道設備大手シーメンスを抜き、世界鉄道企業の3位にランクインしたと報じた。9日、財経網が伝えた。

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1位ボンバルディア、2位アルストムは前年と変わらず。中国南車の売り上げはアルストムに肉薄しており、今年末には2位に浮上することがほぼ確実視されている。報告書は中国南車をはじめとする中国鉄道製品メーカーの売り上げは過去5年間で倍増していると明かした。ボンバルディア、アルストム、シーメンスなど従来のトップ3の伸び幅は17％にとどまっている。

中国鉄道メーカーは今や世界市場への進出も果たしている。2009年、中国南車が獲得した海外契約は前年比60％増の12億4000万ドル（約152億円）。EU、シンガポール、オーストラリアなど40か国以上に輸出している。今年1〜7月の海外契約は7億6000万ドル（約93億5000万円）と大きく成長している。同社が研究開発した新型高速車両CRH380Aは、上海・杭州間高速鉄道で営業時速416．6キロと世界記録を更新した。（翻訳・編集/KT）