贅沢品消費が急増する中国、ここに見るのは経済発展?それとも格差拡大?―英紙

Record China    2010年10月11日(月) 12時36分

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7日、英紙が「格差社会が中国政府を悩ませる」と題した記事を掲載した。写真は中国での消費が急激に伸びるプラダなどのブランド。

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2010年10月7日、英紙ガーディアンは「格差社会が中国政府を悩ませる」と題した記事を掲載した。8日付で環球網が伝えた。

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記事は、プラダなどの高級ブランドは、衰退に向かっている欧米市場に代わって、アジア市場にターゲットをシフトしつつある、と指摘。平均的アジア人は欧米人より貧しいが、アジアの富豪は欧米以上に富み栄え、その数も多いことを疑う余地はない。

中国社会科学院が今年発表した統計によると、中国の贅沢品消費額は、世界の27%に当たる97億ドルに達し、すでに米国を追い抜き世界第2の贅沢品消費市場となっている。また、中国の金融資産100万ドル以上を保有する「億万長者」は47万7000人とされているが、実際にはこれより多いと推定されており、中国は5年以内に世界最大の贅沢品消費国となるとみられている。

一方、権力と地位、独占権益などを利用して得た、公的な統計に表れない「隠れた収入=灰色収入」の存在も贅沢品消費の急増に一役買っているとみられている。中国経済体制改革基金会・国民経済研究所の発表したデータによると、中国の「隠れた収入」はGDPの30%に相当する9兆3000億元(約114兆4000億円)にも達しており、これらのほとんどが一部の権力者や富豪の手に握られているという。(翻訳・編集/HA)

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