海外旅行の際支払う「保証金」は年間12兆円、厳格に管理されてるか不安!―中国紙

Record China    2010年10月7日(木) 15時37分

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5日、中国人が海外ツアーに参加する際、旅行会社から求められる多額の保証金。そのずさんな管理が問題視されている。写真は南京の海外旅行取扱窓口。

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2010年10月5日、中国人が海外ツアーに参加する際、旅行会社から求められる多額の保証金。そのずさんな管理が問題視されている。広州日報が伝えた。

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国慶節(建国記念日)の連休を日本で過ごそうとツアーに申し込んだ鄭さん一家は、旅行会社から1人5万元(約62万円)の保証金を要求された。日本での「失踪」を防ぐためだ。3人で計15万元(約186万円)。それほどの大金がすぐに用意できるはずもなく、鄭さんは株を売り払って何とか工面した。帰国後は全額返すとのことだったが、「これほどの大金を旅行会社は責任もって管理しているのか」と心配でたまらない。

国家観光局の推計によると、2010年の中国人の海外旅行者数は延べ5200万人。そのうち香港、マカオ行きの観光客と旅行会社のVIPを除けば、少なくとも延べ2000万人が保証金を払っていることになる。1人5万元で計算すれば、年間総額は1兆元(約12兆4000億円)に上る。

旅行会社が求める保証金の額は目的地によって異なり、指定の口座に振り込ませる場合もあれば、現金で支払わせるところもある。いずれもそれら大金をどのように管理しているのか不透明なため、客側は支払ったが最後、戻って来るまでは戦々恐々としながら待つしかない。実際、先日も旅行会社の営業部長が20万元(約250万円)以上の保証金を持ち逃げするという事件があったばかりだ。(翻訳・編集/NN)

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