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9月27日、独インデプスニュースは記事「中国にシンクタンクが大量出現」を掲載した。中国には428ものシンクタンクが存在する。米国に次ぎ、世界第2位だという。写真は2009年7月、北京市で開催された世界シンクタンクサミット。
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2010年9月27日、独インデプスニュース(IDN)は記事「中国にシンクタンクが大量出現」を掲載した。以下はその抄訳。
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毛沢東的政治モデルを捨て、改革開放を始めた後、中国は再び儒教的な知識重視の伝統へと回帰した。現在では若く優秀な青年の多くがシンクタンクに加入し、研究機関に新たな息吹を送り込んでいるという。ブリュッセル現代中国研究所研究員によると、2010年時点で中国には428ものシンクタンクが存在する。その数は米国に次ぎ、世界第2位だという。
ブリュッセル現代中国研究所のレポートは次のように説明している。「国際舞台における中国の影響力が増す中、政府高官はシンクタンクに意見を求める機会が増えている。外交に関係する重要部局もみな大型シンクタンクの支援を受けている。近年、出現した『平和的発展』などの外交コンセプトは政治指導者とシンクタンクの著名な顧問との交流の後に作られたものだ。」
米国ではシンクタンクと政権との間を往復する人が少なくない。中国シンクタンクは半公的機関という役割を持つが、人事的な点では米国とは全く異なる。また、政府は政策策定を支援するよう要請してくるのに情報は渡さない。そうした一方的な関係に不満を持つ研究者も多いという。もっともこうした問題は今後、徐々に改善されていくことになるだろう。(翻訳・編集/KT)
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