一人っ子世代の中国人留学生、対人関係につまずき途中帰国する人が続出―日本

Record China    2010年9月28日(火) 20時6分

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28日、一人っ子世代が大半を占める在日中国人留学生のうち、精神的な弱さから志半ばで帰国する学生が増えていると華字紙が報じた。写真は中国人留学生が多く集まる東京・池袋。

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2010年9月28日、華字紙・中文導報は、一人っ子世代が大半を占める在日中国人留学生のうち、精神的な弱さから志半ばで帰国する学生が増えていると報じた。

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記事によると、来日するまで親元を離れたことがなく甘やかされて育ってきた一人っ子世代は来日後、対人関係に行き詰まり生活習慣などにも馴染めずノイローゼ気味になる人が続出している。某大学院の博士課程に留学していた尚さんもそのうちの1人。留学期間は3〜5年の予定だったが、1年足らずで帰国してしまった。

尚さんは段ボール1箱分の教科書を持って意気揚々と来日したものの、日本語があまり出来なかったため周囲とのコミュニケーションが上手くとれなかったという。中国人からも「頼みごとが多い」「買い物代を払わない」などと疎まれ、次第に孤立。そのうち、周りがみな自分の悪口を言っていると思い込むようになり、無断欠席を繰り返すようになった。見かねた教授が中国の家族と連絡をとり、尚さんは結局、志半ばで帰国してしまった。

別の大学院に通う楊さんは同棲していた中国人の恋人に裏切られたショックでノイローゼ状態に。食事ものどを通らず、とても勉強どころではなくなったため、心配した大学側が中国まで送り届けるという結末を迎えた。

記事は、こうした学生をこれ以上増やさないためには先輩留学生が面倒を見たり、留学生自身も様々なイベントに顔を出したりして視野を広げ、社会性を身につけることが大切だと呼び掛けている。(翻訳・編集/NN)

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