2010年9月23日、ドイツ紙ディ・ヴェルト（電子版）は、中国は米国に代わりドイツの重要な工業輸出市場になりつつあると報じた。26日付で中国経済網が伝えた。

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ドイツ連邦統計局が21日に発表した最新データによると、今年1−6月、中国に輸出されたダイムラー、BMWなどの高級車は12万8000台で前年同期の3倍に達し、新車の輸出総額は44億ユーロ（約4980億円）に上った。

ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は「中国人の高級ブランド車に対する需要はものすごい勢いで高まっている」と話す。また、イタリア最大の銀行、ウニクレーディト・イタリアーノによると、欧州連合（EU）が依然としてドイツの最も重要な輸出市場ではあるが、その比重は徐々に世界の新興国、特に中国に傾いている。

中国は大量にドイツ製品を買っているが、特に恩恵を受けているのが自動車メーカーで、2014年には中国に輸出されるドイツ車は現在の8000万台から1億3000万台に増える見通しだ。このほか、電子工業や化学工業も好調で、BASFを始めとするドイツの化学企業の1−6月の中国への輸出額は前年同期比約40％増に達した。機械製造業も初めて輸出増を果たしている。（翻訳・編集/NN）