2010年9月20日、韓国紙・ヘラルドビジネスは記事「長女の縁故採用で辞職の韓国閣僚＝中国では尊敬すべき人物に？」を掲載した。

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先日、韓国の柳明桓外交通商相に、長女を外交通商省契約職員として縁故採用した問題が浮上し、引責辞任した。韓国国内では閣僚の不正に対する失望と怒りとが渦巻いているが、中国ネットユーザーは柳外交通商相を高く評価。中韓ネットユーザーの態度は正反対のものとなった。

柳外交通商相辞任を伝える中国ニュースには1万以上ものコメントが寄せられた。ほどんどは中国の官僚は辞職どころか、恥ずかしいとすら感じていないと批判するもの。「嫌韓」感情が根強いネットユーザーも「韓国に学べ」と称賛している。「こうした制度があるがゆえに、日米は韓国をバカにできない」「こういう社会こそ一般市民にとっての幸福だ」「公平な社会があって初めて進歩がある」などと評価するコメントでうめつくされた。

官僚の汚職と収賄、縁故採用などの問題は中国ではありふれたもの。娘の縁故採用程度では閣僚が辞任するなどありえないお国柄だけに、ニュースは驚きをもって受け止められたようだ。（翻訳・編集/KT）