Record China 2010年9月22日(水) 11時24分
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18日付の米メディアは、ドイツがベルリンの壁崩壊以来、最速の勢いで経済発展を遂げていると報道した。その原因は中国にあるようだ。写真は掘削機。
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2010年9月18日、米紙ワシントン・ポストは、アメリカが高い失業率や二番底を迎える危機感に怯えている一方、ドイツはベルリンの壁崩壊以来、最速の勢いで経済発展を遂げていると報道した。そして、このドイツの発展の裏側にあるのは「中国」だという。環球網の20日の報道。
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アメリカでは中国は誹謗の対象だが、ドイツでは尊敬に値する「お客様」だ。それほどドイツ経済は中国の恩恵を大いに受けている。昨年、ドイツ製重機の最大の海外市場はアメリカから中国に移動、また、ドイツの中小製造業も中国に助けられている。ドイツのキッチンメーカー・ノビリアは中国内に17か所のショールームを構え、今年だけで40%の増収。中国経済への過度の依存は危険だとする声もものともしない。
もちろん、中国とドイツの良好な貿易関係はアメリカの取り分が失われることによって成立している。今年第2四半期で、アメリカの対中国輸出額は25%上昇、ドイツは17%の増額と、なおアメリカよりも上昇率は低いものの、前年同期比でドイツの対中輸出額は2倍の増加だ。アメリカは対中輸出で世界1位だが、ドイツは一部の分野で徐々にアメリカを圧倒している。
昨年、ドイツ・中国間の貿易総額は1150億ドルを突破、一方、米中貿易総額は3700億ドル。他の国々と同じく、独・中間にも輸入超過の問題が存在するが、ドイツは今年2月、10億ドルながら貿易黒字を発生させた。これはドイツ国民の節約に励んだことや、中国から安価な玩具やテレビなどの輸入を削減したこと、ドイツ製造業が国民に安心感を与えたことも原因だが、対中輸出量が最大となったことが最も大きな原因だ。(翻訳・編集/小坂)
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