Record China 2010年9月17日(金) 10時28分
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16日、尖閣諸島沖での衝突事件を受け、中国国内で反日感情が高まる中、中国外交部の姜瑜報道官は定例記者会見で、「中国の関係部門が引き続き日本人の安全を守ることを信じる」との考えを示した。写真は16日、北京・王府井に登場した特別警察隊。
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2010年9月16日、尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁の巡視船との衝突事件を受け、中国国内で反日感情が高まる中、中国外交部の姜瑜(ジアン・ユー)報道官は定例記者会見で、「中国の関係部門が引き続き日本人の安全を守ることを信じる」との考えを示した。新華網が伝えた。
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姜報道官はまず、「日本側がいまだに中国漁船の船長を違法に勾留していることが、中日関係の突出した障害」とし、「日本側は適切な行動でこの障害を取り除くべきだ」と述べた。また、現在の状況については「釣魚島(尖閣諸島の中国名)問題において日本側がとった行動の全てが引き起こしたもの。日本側が全責任を負うべき」との姿勢を崩さず、「日本側は即刻船長を釈放し、これ以上中日関係にヒビが入ることを避けるべきだ」と強調した。
今回の事件をきっかけに、中国国内では反日感情が再び高まっている。18日には満州事変の発端となった柳条湖事件(中国名:九一八事変)から79周年を迎えることも重なり、各地で日本への抗議活動を呼び掛ける動きが見られている。こうした事態を受け、同報道官は「中国の民衆が理性的かつ合法的な方法で自分たちの考えを表すとともに、中国の関係部門が法に基づいて引き続き日本を含む各国機関や国民の安全を守ることを信じる」と述べた。
同報道官は最後に柳条湖事件についても触れ、「歴史をしっかりと心に刻み、それを鑑として未来を切り開いていかなければならない」とした上で、「日本側がこの歴史を正確に認識し対処することを希望する」と述べ、実際の行動で平和への道を堅持する姿勢を示すべきだとした。(翻訳・編集/NN)
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