韓国側に離散家族の再会実施を提案、22日の旧盆に合わせ―北朝鮮

Record China    2010年9月13日(月) 12時6分

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11日、北朝鮮の朝鮮赤十字会が10日、今月22日の中秋節(旧盆)に合わせ離散家族の再会を実施することを韓国赤十字社に提案したと北朝鮮メディアが報じた。写真は韓国と北朝鮮の軍事境界線。

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2010年9月11日、北朝鮮の中央朝鮮通信社は、北朝鮮の朝鮮赤十字会が10日、今月22日の中秋節(旧盆)に合わせ離散家族の再会を実施することを韓国赤十字社に提案したと報じた。新京報が伝えた。

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朝鮮戦争などで離ればなれになった離散家族の再会事業は昨年の中秋節の時期にも実施され、韓国から97人が金剛山に赴き、北朝鮮で暮らす肉親ら240人とおよそ60年ぶりの再会を果たした。朝鮮赤十字会のチャン・ジェオン(張在彦)中央委員会委員長は韓国赤十字社のユ・ジョンハ(柳宗夏)総裁宛てに、昨年に引き続き今年も再会事業を実施することを提案した通知文を送り、「離散家族の再会を機に北南間の人道主義事業が促進されることを望む」とした上で、双方の赤十字社が出来るだけ早く再会事業に関する協議を始めるよう求めた。

昨年の再会事業は李明博(イ・ミョンバク)政権になってから初めて実施されたもので、南北関係改善の兆しと見られていた。だが、AFP通信によると、この時に北朝鮮側が要請した大規模な食糧や化学肥料の支援に対し、李政権が十分に応えなかったため、再会事業の継続について合意には至らなかった。

北朝鮮は今月上旬、韓国側に水害被害支援としてコメや重機の提供を要請している。韓国赤十字社は先月31日、北朝鮮側に100億ウォン(約7億2000万円)相当の水害支援を申し出たが、医薬品や生活物資などが中心でコメや重機は含まれていなかった。韓国統一省はこれに対し、「検討する」との回答にとどまっている。また、北朝鮮は7日、排他的経済水域(EEZ)を侵犯したとして拿捕していた韓国漁船を韓国側に引き渡している。

ボスワース米政府特別代表(北朝鮮担当)が12日から訪韓していることから、一連の動きは韓国の哨戒艦「天安」の沈没事件で険悪化した南北関係の修復を図り、コメなどの支援を拡大させるほか、米朝協議の実施に向けた道筋を付けたい北朝鮮側の思惑があるものとみられる。(翻訳・編集/NN)

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