Record China 2010年9月12日(日) 9時16分
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8日、英メディアは、高速鉄道の建設で国内経済を押し上げた中国の成功モデルに世界中が注目していると報じた。コストが低い点が大きな魅力で、各国からの引き合いが急増しているという。写真は7日、昌九(南昌−九江)高速鉄道で試験走行する高速列車。
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2010年9月8日、ロイター通信は「中国の『高速鉄道ブーム』が世界に出ようとしている」と題した記事を掲載した。環球網が伝えた。
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わずか数年で世界最大の高速鉄道網を築きあげた中国。その輝かしい実績と安価な建設コストが世界中の注目を集め、多くの国が中国との提携を検討し始めている。「日本、フランス、ドイツなど先進国と比べ、中国の最大の武器はコスト」と話すのは、国内産業研究の専門機関、中投顧問の黎雪栄(リー・シュエロン)研究員。海外では1kmあたり0.5億ドルのコストがかかるが、中国はわずか0.33億ドルで済むのだという。
多くのアナリストは2020年までに世界の高速鉄道への投資額は8000億ドルを超えると予想する。うち先進国の投資額は1650億ドル。一方、中国は高速鉄道建設を金融危機対策の重要な柱としており、2012年までに8000億元(約10兆円)を投じ、さらに1万3000kmを伸ばす計画を立てている。
高速鉄道は日本やフランスでもとっくに建設されており、珍しいものではない。ただ、それが経済の牽引につながったことが中国の成功モデルとして米国やロシアなど大国の関心を引き寄せている、と記事は指摘。黎研究員も「各国で高速鉄道建設に対する関心が高まっている。鉄道網の整備という理由以外に内需を拡大し経済を押し上げたいとの考えも強いようだ」と話した。
記事は、中国が高速鉄道分野に参入したのは先進国のずっと後だったが、時速380kmの高速列車を開発するなど今や世界最高水準の技術を持つようになったとした上で、中国は日本やフランスなど高速鉄道先進国の脅威となっており、日本でも「新幹線輸出の大きなライバル」などと報じられていると指摘した。(翻訳・編集/NN)
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