海外在住中国人が増加、故郷に残した父母の面倒は誰が見る?―中国メディア

Record China    2010年9月11日(土) 15時22分

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8日、海外で成功した中国人が増える一方で、中国では彼らの親たちが寂しい毎日を送っている。親が年をとり、自分の面倒を見ることができなくなったときは一体どうすれば良いのか?資料写真。

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2010年9月8日、海外での生活を選ぶ中国人が増えるなか、中国国内では彼らの帰りをひたすら待っている孤独な親が増えているという。人民日報(海外版)が伝えた。

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海外移住ブームや留学ブームの影響で多くの中国人が海外で暮らすようになったが、彼らの多くは両親を中国国内に残したまま。一人っ子政策で他に子供はいないため、外国で暮らす子供の帰りを家でじっと待つ「留守番父母(中国語で“空巣父母”)」の存在が、問題になっている。

「故郷に残した親をどうするか?」は海外在住の中国人にとって一番大きな悩み。親が年をとって動けなくなったとき、せっかく手に入れた外国での生活を捨てて中国に帰ることはできない。かといって年老いた親を海外に呼び寄せても、言葉や文化の違いから親に要らぬ苦労をかけることになる。しかし親孝行はしたい。

10年も20年も子供と離れ離れの孤独な生活に耐えてきた親たちは、いつの日か子供や孫と一緒に暮らしたいと夢見ているが、多くは自分自身が外国へ行くことは考えていない。もし行ったとしても、年をとってからの外国暮らしは彼らにとって苦痛でしかないだろう。こうした親たちの最大の楽しみは、子供たちからかかってくる国際電話だという。「留守番父母をどうやって幸せにするか?」は海外在住中国人1人1人が考えなければならないテーマなのだ。(翻訳・編集/本郷)

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