2010年8月31日、中国経済網によると、米シンクタンク、ニューアメリカン・セキュリティー研究所上級研究員のロバート・カプラン氏がこのほどCNNのインタビューに答え、中国が10年以内に海洋強国として台頭し、21世紀最大の国際事件のひとつになると話した。中国は歴史的に陸上国家であり続けてきたためだという。

【その他の写真】

カプラン氏は、中国が海洋強国となれば、日米が太平洋の覇権を握る現状を揺るがすこととなり、インド洋もインド一国のものではなくなるだろうと話す。中国には十分な財力があることから海洋強国となる可能性が高いとし、中国政府も海洋権益の重要性を認識していると指摘した。

また、インド洋に中国の艦船が出没していることは中国が海洋強国として台頭しつつあることの重要な証だとし、東シナ海や黄海、南シナ海での中国のイニシアティブも増強されることになるだろうと語った。（翻訳・編集/岡田）