<調査>女性が消費の主力に!4分の3が家庭のサイフのひもを掌握―中国

Record China    2010年9月2日(木) 17時7分

拡大

8月31日、中国市場で女性が消費の主力になりつつある。あるアンケートによると、中国人女性の4分の3が「家庭の財布のひもは自分が握っている」と回答した。資料写真。

(1 / 4 枚)

2010年8月31日、中国市場で女性が消費の主力になりつつある。あるアンケートによると、中国人女性の4分の3が「家庭の財布のひもは自分が握っている」と回答した。国際在線が伝えた。

その他の写真

30日付の米誌ニューズウィークは、「西側諸国の消費者が不況の影響で節約に苦労しているこの時に、中国の消費者はサイフのひもを緩め始めた」と中国の消費の好調さを報道。米コンサル大手マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によると、07〜09年にかけて中国の小売市場は年平均25%の成長率を示しており、中でも女性が購買力の中心になっている。

中国誌・中国婦女の調査では、中国人女性が自身の収入を貯蓄にまわす割合は、06年に55%だったものが09年には24%にまで減っている。また、4分の3の女性が「家庭の財布のひもは自分が握っている」と回答しており、同誌は「これらは中国人女性6億5000人が今まさに中国経済の新たな原動力になろうとしていることを表している」と指摘している。

1950年代、中国人女性の収入は家庭の総収入の20%を占めるに過ぎなかった。90年代にはこの割合が40%に達し、さらに2009年には50%にまで上昇。マッキンゼー・アンド・カンパニーが中国人消費者に対して最近行った調査では、女性のショッピング頻度は男性よりも高く、個人の物品や食品への消費金額も多いことが分かった。男性は収入を小物の購入や飲酒、交際に支出するケースが多く、最大の支出対象は自動車と住宅購入だった。

一方、モルガン・スタンレー・アジアのスティーブン・ローチ会長は「今後5年の間に中国の贅沢品市場は90億ドルにまで成長し、そのうち女性の消費が55%を占める」と、高級品市場の拡大とともに女性の購買力の大幅な増加を予測している。

また、中国市場調査研究センターが女性3500人に行った最近の調査では、35歳以下の中国人女性が最も楽観的で、80%の回答者が「2010年下半期の消費支出額は上半期を超える」と回答した。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携