一人っ子夫婦、双方の両親4人の扶養問題で精神的・経済的重圧―中国紙

Record China    2010年8月28日(土) 18時33分

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24日、中国新聞社は、一人っ子政策の影響を受けた世代が結婚し、両親4人・夫婦2人・子供1人の“421家庭”が増えた現代において、一人っ子世代夫婦の養老・養育に対する負担はかつて無いほど大きなものになっていると説いた。資料写真。

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2010年8月24日、中国新聞社は「“421家庭”時代を迎え、中国若年層のストレスが空前に」と題した記事を掲載した。一人っ子政策の影響を受けた世代が結婚し、両親4人・夫婦2人・子供1人の“421家庭”が増えた現代において、一人っ子世代夫婦の養老・養育に対する精神的かつ経済的な負担はかつて無いほど大きなものになっていると説いた。

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記事によると、中国政府が1979年に「一人っ子政策」を採用して以来30年が経過し、一人っ子の親世代は高齢者の仲間入りを始め、一人っ子たちは結婚し、子供を持ち始めている。そのため大都市では現在、夫婦双方の両親4人・夫婦2人・子供1人の「421家庭」が増加している。

中国社会で最も普遍的な高齢者の扶養方式は、子供や孫が高齢者と同居して面倒をみる「家庭式養老」で、長年にわたってこのスタイルが続いてきた。しかし、社会の発展や家族構成の変化とあわせて、現在の一人っ子世代夫婦は自身の子供を養育するための経済的基盤さえ確かでなく、高齢者の扶養問題の矛盾が突出し始めている。

今年30歳になる王(ワン)さんは、故郷の湖南省を離れ、現在は妻と2歳になる子供とともに広東省恵州市で生活している。王さんは本来、双方の両親をともに恵州市に呼び寄せ、一緒に生活したいと考えていた。しかし、仕事や実生活のストレスは大きくなるばかり。老親を“養わなければ”の精神的圧力も加わり、さらに子育ての現実にもぶつかる。こうした板挟みのプレッシャーで王さん夫婦は疲労困憊している。

大学院生の劉(リウ)さん(27歳)は、「結婚相手選びの唯一の条件は“一人っ子でないこと”」と話し、「もし一人っ子と結婚したら、双方の両親4人の面倒を2人でみなければならず、経済的に難しい」とその理由を説明する。

記事は「中国は本格的な421家庭時代を迎えており、養老および生活のストレスが若年層に大きな難題を与えている」と結んでいる。(翻訳・編集/HA)

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