Record China 2010年8月23日(月) 21時43分
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23日、日本ペンクラブの阿刀田高会長らが記者会見し、国際ペンの総会・文学フォーラムが9月23日から東京で開催される、と発表した。堀武昭常務理事が日本人として初めて専務理事選に立候補することも明らかにした。写真は左から吉岡忍、浅田次郎、阿刀田、堀氏。
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2010年8月23日、日本ペンクラブの阿刀田高会長、浅田次郎専務理事、吉岡忍常務理事、堀武昭常務理事が日本記者クラブで記者会見し、世界の作家・文筆人で構成する国際ペンの総会・文学フォーラムが9月23日から1週間、欧米、アジアなど海外から約200人が出席して東京・早稲田大を主会場に開催される、と発表した。また、国際ペン理事を務める堀氏が90年の国際ペン史上日本人として初めて専務理事選に立候補することも明らかにした。
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国際ペン(本部ロンドン)は米国、中国など世界104か国が加盟、言語や文化の枠を超え、平和と人権を文学の振興を通じて追求している。総会は年1度開かれ、日本での開催は1957年(川端康成会長時)、1984年(井上靖会長時)に次いで3回目。今年の大会のテーマは「環境と文学―今何を書くか」で、地球環境問題や自然と人間の共生、持続ある社会への展望を作家の視点から話し合う。
中国出身の作家として初めてノーベル文学賞を受賞した高行健氏、カナダを代表する女性作家マーガレット・アトウッド氏ら多くの世界的著名作家が講演するほか、小説の朗読や演劇も披露される。一般市民にも開放され、期間中約5000人が参加するという。
阿刀田会長は堀氏の専務理事立候補について「国際ペンは従来欧米主導だったが、最近はアジア、アフリカ諸国の参加が増え、潮流が変わってきた。日本に対する評価も高まっており世界の文学振興にさらに貢献できると判断した」と語った。今回総会の幹事長を務める浅田次郎氏は「外国からの出席者は史上最多で、とても期待されている。日本ペンクラブの作家は皆手弁当で参加しており、入場料も徴収しないので多くの文学愛好家に来場いただきたい」と参加を呼び掛けている。(取材・編集/HY)
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