来月下旬に「アジアの子供の夢舞台」、中国、アフガンなどの生徒が舞踊・歌を披露―東京・北区

Record China    2010年8月24日(火) 16時33分

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アジア各国の子供たちを東京に呼び、日本の子供たちと一緒に舞踊や音楽などを演じてもらう国際交流イベント「アジアの子供の夢舞台」の第6回大会が9月下旬、北区・北トピアを主会場に開催される。写真は出演するアジア各国の子供たち。

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アジア各国の子供たちを東京に呼び、日本の子供たちと一緒に舞踊や音楽などを演じる国際交流イベント「アジアの子供の夢舞台」の第6回大会が9月下旬、北区・北トピアを主会場に開催される。アジアの子供たちが一堂に会することで、子供たち自らがアジアの未来を語り合う貴重な場になると期待されている。

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今年の大会にはアフガニスタン、台湾、ネパール、中国(香港)の子供たち29人が参加、9月20日から29日にかけて、北区の小中学校や地域親睦団体、北区役所などを訪問して交流するほか、メインイベントの「アジアの夢舞台」公演(9月25、26日)に東京滝野川少年少女合唱団、府中第四小学校などとともに出演する。今回来日する4カ国の子供たちは、伝統舞踊や創作舞踊、歌唱、民族楽器演奏などを北トピアホールで披露するが、「すばらしい水準で子供の域を超えている」(舞台演出家・山本喜美夫氏)という。

「アジアの子供の夢舞台」は2001年10月に第1回大会が開催され、2008年の第5回大会までに、中国、韓国、タイ、カンボジア、シンガポール、ネパール、モンゴル、ベトナム、インドネシア、ラオス、ニュージーランド、ブータン、マレーシアなど延べ19カ国から136人の子供たちが来日し、日本の子供たちと交流してきた。

このイベントを主催する「アジアの子供の夢舞台実行委員会」の田村純郎事務局長は「北区と各種団体が地域起こしイベントを開催してきたが、もっと社会に貢献するイベントを開きたいとの気運が広がった。そこで、アジアの子供たち同士の交流が最もふさわしいということでスタートした」と創設時をふり返る。「多くのボランティアの方々や多数の個人・企業の協賛で運営が可能となった」と語る。この手作りイベントに携わるボランティアは180人に達するという。

アジア各国との各種交流イベントに携わってきた山本氏が第1回大会から総合プロデューサーとして全面協力。アジアの国々で出会った、子供たちが演じる舞踊や音楽の素朴さや純粋さに感動し、「アジアの子供たちのために夢と希望の舞台を東京に創りたい」と思いから「夢舞台」を構想したという。

田村氏は「アジアの子供たちの貧しくも家族や地域を思う純粋な心に、日本の子供たちが接して感動する。一方、アジアの子供たちは日本にいい思い出を抱いて帰国し、日本を好きになってくれる。アジアには様々な子供たちがおり、同じ人間であることもお互い理解するようになった」と語る。山本氏は「アジア各国持ち回りでこの種の交流イベントを開催すればもっと効果的だ」として日本、中国、韓国が音頭をとるべきだと提案している。(取材・編集/HY)

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