2010年8月19日、台湾の交通部観光局は「観光事業の発展状況および経済にもたらす効果・利益の評価」を発表し、今年の台湾への観光客は延べ520万人、観光による外貨収入が2540億台湾ドル（約6798億円）になるとの見通しを示した。09年はそれぞれ延べ439万5000人、2253億台湾ドル（約6030億円）だった。台湾メディアNOWnewsの報道を中国新聞社が伝えた。

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呉敦義（ウー・ドゥンイー）行政院長は「観光事業は、就業機会の増加、地方経済の成長など、関連産業の発展も促し、台湾の全住民にメリットをもたらす」と指摘。さらに、中国と台湾の間で6月に調印した経済協力枠組み協定（ECFA）について触れ、中国との経済関係が今後新たな段階へ入るとの考えを示すとともに、「観光は未来の台湾にとって重要な事業であり、さらなるレベルアップを図るべきである」と語った。

また、呉院長は「観光客数を増加させるためには観光政策や車両などソフト・ハードともに多くの部分を改善する必要がある」と語り、交通部に対し、医療、グルメ、ショッピング、教育などと関連付けた具体的な観光政策・計画の作成を求めた。（翻訳・編集/HA）