Record China 2010年8月22日(日) 4時49分
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19日、中国国内で廃車期限を過ぎた自動車の4分の3がいまだに道路を走っていると中国紙が指摘した。これが環境汚染の原因にもなっているという。写真は中国の高速道路を走行中に突然炎上した自動車。
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2010年8月19日、経済参考報は、自動車産業は中国経済の牽引役を担う基幹産業だが、同時にエネルギー消費量、CO2排出量などが高く、環境汚染を促す最たる産業でもあると指摘した。
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記事によると、中国で生産・販売された自動車は1360万台を超え、総保有台数も7000万台を突破した。年7%の比率で廃車処分される計算で、すでに700万トンもの「鉄くず」が生じたことになる。「世界最大の駐車場になる」と言われた中国は、いまや「世界最大の自動車処分施設」に変わろうとしている。
中国自動車流通協会の統計によると、自動車の普及が進むなかで、廃車期限を迎える自動車の台数は毎年200万台を超えており、そのうち50万台は廃車処分施設に回収されるが、残りは乗り続けられる。「廃車にしてもせいぜい数千元(数万円)になるだけ。売れば少なくとも1、2万元(約12万6000円〜25万2000円)にはなる」というのがその理由だ。回収業者も、廃車台数が少ないため設備投資ができない、廃車時にわずかな回収料しか消費者に支払えないなどの悪循環に陥っているという。
記事はそこで、先進諸国における廃車プロセスのモデルを参考にすることを提言。日本のようにメーカーが回収するように法整備を進めるなどすれば、この問題は改善されると指摘した。(翻訳・編集/津野尾)
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