Record China 2010年8月12日(木) 13時34分
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11日、中国は高齢化社会へと急速に歩みを進めており、2050年には60歳以上の高齢者が人口の3割を占めるようになると予測されている。写真は住民の多くが高齢者の湖北省の農村。
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2010年8月11日、中国老齢事業発展基金会の李宝庫(リー・バオクー)会長は、中国は高齢化社会へと急速に歩みを進めており、2050年には60歳以上の高齢者が人口の3割を占めるようになると予測されていると明かした。新華社通信(電子版)が伝えた。
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現在、中国には60歳以上の高齢者が1億6900万人おり、総人口の12.5%を占めているが、2020年にはその割合は20%、2050年になると31%を占めるようになると予測されている。高齢化社会は今後大きな問題に発展することは疑いなく、李会長は「(夫婦1組で老父母4人と子ども1人を育てなければならない)『421家庭』が増え、老人を養うことが大きな負担となることが予想される」と話し、1人暮らしの高齢者が大都市では30%を超え、一部地域では50%を超えているケースもあり、これまでとは老人の在り方が徐々に変わりつつあると指摘した。
また、病院の老人向けベッド数も不足している。老人を対象とした福利施設は4万か所、ベッド数は約160万床あるが、60歳以上の高齢者1000人当たりのベッド数はわずか9人足らず。高齢化社会の問題を解決するには医療などの各種保障制度を整えるほか、伝統的な敬老精神を発揚する必要があると、李会長は指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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