Record China 2010年8月10日(火) 17時32分
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9日、6月の中国の日本国債への投資は単月で過去最高となった5月に次ぐ2番目の買い越し額を記録した。今や世界第2の日本国債保有国となった中国だが、その背景には「中国の好意」が隠れているとする声も。写真は大量の日本円を数える中国の銀行員。
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2010年8月9日、外務省が発表した6月の国際収支統計によると、中国の日本国債への投資は単月で過去最高となった5月の7352億円に次ぐ2番目の規模となる4564億円の買い越しとなった。今や世界第2の日本国債保有国となった中国。その背景には何が?中財網が伝えた。
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中国の09年の証券売買は800億円の売り越しだったのが、今年に入ってから一気に動き、4月の時点で中国の日本国債保有高は英国に次ぐ世界第2位となった。今年1−4月の累計は5410億円に達し、05年通年の額を上回るほどの勢いだ。
では、なぜ中国の日本国債買いが急速な拡大を始めたのだろうか?福建省在住の中国人ブロガーによると、中国は外貨投資のリスクを分散させたい狙いがある。米国債保有高で世界一の規模を誇る中国だが、「増やし過ぎ」との見方も。米国内でも中国人による「金融の原子爆弾」と恐れられるほどになった。もちろん、中国外貨管理局は「そういうつもりはない」と否定している。
そうすると、投資先をどこに分散させるべきか。同氏は、欧州債への投資は欧州経済への先行き懸念から避け、第3国への投資は選択肢にも入らず、結局、日本国債が最も賢い選択だった、と見ている。このほか、民主党政権になったことも大きいと指摘する。
同氏によると、日本経済の長期低迷を根本から解決する策を打ち出せなかった自民党時代と違い、民主党政権は中国への依存度を増やした。中国もこれに応え、日本経済を後押しする形で国債を買い増していく。こうした中国の好意に日本の保守勢力からは反発の声も上がっているが、実は中国が保有する日本国債は全体のほんの一部分を占めているに過ぎない、日本人は過敏に反応し過ぎだ、と指摘している。(翻訳・編集/NN)
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