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2日、米国の寵愛をめぐり、日本と韓国がし烈な争いを展開していると中国紙が報じた。写真はソウル市市庁前の広場に設けられた哨戒艦沈没事故犠牲者の追悼の場。
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2010年8月2日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際問題専門紙「環球時報」は、米国の寵愛をめぐり、日本と韓国がし烈な争いを展開していると報じた。以下はその概略。
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韓国軍の哨戒艦「天安」沈没事件以降、米国と韓国は同盟関係57年で初めて外務・国防閣僚会議(2プラス2)を行うなど、明らかに親密さを増している。だが、一方で日本は疎外感を感じているようだ。日韓間のこうした微妙な心理変化は今回が初めてではない。鳩山由紀夫政権で日米関係がぎくしゃくした際も、韓国人は「今のうちに米国との同盟関係を強化すべき」と叫んでいた。
今回の韓国の米国への熱烈アプローチは、韓国国内でも物議をかもした。19日付朝鮮日報は、朝鮮半島における韓国の役割は「重要性がどんどん失われている」とし、その理由として、韓国人は「他人に国を守ってもらう」考えが根強いからだと指摘した。同紙によれば、今回の事件で最も得したのは米国で、東アジアにおける自らの地位を確固たるものにした。これに対し、東亜日報は「米国に対して言うべきことを言わなければ、韓国は強国の世界戦略の犠牲者となるだけ」と懸念を示している。
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の専門家は、アジアにおいて中国との関係を悪化させることは賢いやり方ではないと指摘。仮に米中戦争が起きた場合、日韓とも前線基地にはなりたくないはずだ。寵愛する妃が大勢いる皇帝は、誰に真の愛情を注ぐのか?それとも米国はある目的を達成するため、新たな寵妃を探すことになるかも知れない。(翻訳・編集/NN)
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