地方政府のかなり無責任な行政、中国社会全体の安定性を脅かす―SP華字紙

Record China    2010年8月3日(火) 15時43分

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1日、中国で各地方政府の統治能力の低さがさまざまな社会問題を引き起こしていることで、中国社会全体の安定性に悪影響がもたらされているとシンガポール紙が伝えた。写真は10年7月、汚水流出で周辺の水質を著しく汚染した福建省の銅採掘企業の事故現場。

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2010年8月1日、中国で各地方政府の統治能力の低さがさまざまな社会・治安問題を引き起こしていることで、中国社会全体の安定性に悪影響がもたらされている。中国政府にとってこうした問題は切実な課題になっているという。シンガポールの華字紙・聯合早報が伝えた。

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先日、福建省で銅を採掘していた鉱山で鉱毒事件が発生したが、地方政府の監督が行き届いていればこうした事件が発生することも深刻な汚染が広がることもなかったかもしれない。それどころか、事件が発覚すると、地方政府はデータを改ざんするなど、責任の所在を曖昧にする行為に走っており、官民癒着も問題視されている。

そうした中、最も大きな被害を受けるのは一般の市民や農民だ。土地などの資源が汚染されれば、さらなる生産はもはや不可能となる。しかし、地方政府は現状を直視しようとせず、そのため不満を募らせた群衆による争乱事件が多発するようになっているが、地方政府はそうした事件が発生すると強権発動して隠蔽してしまうため、さらなる社会問題を招くという悪循環に陥っているのが現状だ。各地で問題が多発した結果、中国全体の社会安定性までが損なわれてきていると、記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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