Record China 2010年7月31日(土) 0時2分
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29日、中国インターネット情報センターがこのほど発表したレポートによると、中国の今年上半期のネットショッピング利用金額は約2500億元に達していることが分かった。写真は楽天と中国最大手の検索エンジン・百度の合弁によるネット通販サイト「楽酷天」。
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2010年7月29日、中国インターネット情報センター(CNNIC)がこのほど発表した「第26回中国インターネット発展状況統計レポート」によると、中国の今年上半期(1〜6月)のネットショッピングユーザー数は1億4200万人、利用金額は約2500億元(約3兆2500億円)に達していることが分かった。新京報が伝えた。
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レポートによると、インターネットの利用目的のうち、今年上半期に伸び率が最も高かった3項目は、「ネット決済(伸び率36.2%)」「ネットショッピング(31.4%)」「ネットバンキング(29.9%)」で、いずれもネットショッピングに関連のあるものだった。
ネットショッピングのユーザー数は1億4200万人に達し、前年の8788万人から大幅に増加した。上半期のネットショッピングの利用金額は、すでに昨年全年とほぼ同額の2500億元に達しており、今年1年間で5000億元(約6兆5000億円)に達するとの推測もされている。
また、ネットショッピングの発展は小荷物配送業の発展にも大きく影響しており、中国郵政局によると、全国の小荷物配送量の3分の1はネットショッピング(電子ビジネスを含む)に関係するものだという。
ネットショッピングの更なる発展には懸念事項もある。CNNICの研究員・孟凡新(モン・ファンシン)氏はかつて、「アフターサービスの責任・権利区分の不明確さ」「関連サービスの保障性の弱さ」「ネットの安全性、信頼性などの環境の不完全さ」などを指摘していた。
しかし、北京正望咨詢有限公司が今年3月に行った調査では、ネットショッピングによるクレームの発生件数は顕著に減少している。工商局や消費者協会に寄せられた関連のクレームは、08年は取扱い件数67万7000件に対し1件の割合だったものが、09年には同93万4000件に1件と27.5%減っており、ネットショッピングの環境は好転しているという。
また、中国社会科学院が公布した「商業青書:中国商業発展レポート(09−10)」によると、中国のネットショッピングの利用金額は、08年は中国全体の個人消費総額(約10兆元=約130兆円)の1%、09年は個人消費総額(12兆5000億元=約162兆5000億円)の2%を占めており、10年には個人消費総額の3%、約5000億元に達すると予想している。一方、米国はこの比率が10%になっており、中国でもネットショッピングの利用が今後さらに増加すると見込まれている。(翻訳・編集/HA)
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