中国系移民の偽装結婚の摘発を強化、子なしの福建出身夫婦は申請拒否率80%―カナダ

Record China    2010年7月28日(水) 5時46分

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26日、福建省や広東省など中国華南地区からの夫婦による移民申請に「偽装」が多く、申請処理を担当する香港のカナダ領事館の申請拒否率が世界最高に達していると伝えられた。写真はモントリオール。

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2010年7月26日、中国新聞社によると、カナダの華字紙「明報」は、福建省や広東省など中国華南地区からの夫婦による移民申請に「偽装」が多く、申請処理を担当する香港のカナダ領事館の申請拒否率が世界最高に達していると伝えた。

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カナダ政府はここ数年、中国からの偽装結婚あるいは偽装夫婦による移民申請の摘発に力を入れており、申請拒否率は年々上昇している。中国での移民申請処理は、北京事務所が華北地区、香港事務所が華南地区からの申請を担当しているが、偽装問題は香港事務所に集中している。香港事務所における夫婦の移民申請の拒否率は、08年が48%でアジアで最高、09年が51%で世界最高を記録した。一方、北京事務所の09年の拒否率は17%に過ぎなかった。

この原因について、オンタリオ州の移民コンサルタント・呉冰(ウー・ビン)氏は、「香港事務所が処理を担当する福建省や広東省は、以前から偽装結婚による申請問題が深刻な地区で、カナダ政府がここ数年、偽装結婚の調査担当者を特別に増員したため」と話す。

呉氏によると、偽装結婚を見破るための調査方法として、以前は電話調査や訪問調査などを行っていたが、最近は担当官が夫婦を直接面接し、直感によって判断することが多くなった。その結果、福建省からの申請の場合、子どもがいない夫婦による移民申請の拒否率は約80%、仮に夫婦間に子どもがいて、DNA鑑定によってその夫婦の子供であることが証明された場合でも、拒否率は約20%にも上っているという。(翻訳・編集/HA)

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