遅れる北京自動車の上場=主導権持つヒュンダイの反対がネック―中国メディア

Record China    2010年7月27日(火) 8時52分

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23日、財新網は記事「北京自動車上場の最大の障害=韓国ヒュンダイが強く反対」を掲載した。年頭から噂されてきた北京自動車の上場だが、ヒュンダイの反対で頓挫しているという。写真は今年5月、北京科学博覧会。北京自動車が出店した電気自動車。

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2010年7月23日、財新網は記事「北京自動車上場の最大の障害=韓国ヒュンダイが強く反対」を掲載した。

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北京自動車ホールディングス有限公司の上場は数年もの間、延期され続けてきた。今年に入ってからまもなく公示との観測が繰り返し伝えられてきたが、いずれも空振りに終わっている。7月初頭、北京自動車の内部関係者は「数週間以内に公示する」「7月末より遅れることはない」と言明した。

延期の理由は、韓国のヒュンダイ自動車にあるという。2002年に北京自動車とヒュンダイは合弁会社・北京ヒュンダイを設立。その後、8年間で驚くべき成長を遂げた。2009年、北京自動車全体の販売台数は121万台。うち北京ヒュンダイが57万台と47%を占める。2010年上半期でもこの数字は45%弱をキープしている。

北京ヒュンダイの急成長を支えてきたのが、韓国側の強い主導権だった。完成車の利幅はそう大きなものではないが、関連部品工場はほとんど韓国側が抑えているため、それなりの利益を出しているという。北京自動車も主導権を取り戻そうと、自社80%出資の部品工場を設立したが、北京ヒュンダイはほとんど採用していない。

売り上げ台数の半数近くを占める北京ヒュンダイを上場企業の資産に組み入れることができなければ、上場は独自ブランドの発展を待つ必要がある。内部事情に詳しい関係者は「そうなれば2〜3年、もしくはそれ以上、上場が遅れる可能性がある」と指摘した。(翻訳・編集/KT)

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