2兆5700億円を投じて世界最大の金融センターを建設―天津市

Record China    2010年7月27日(火) 18時57分

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24日、天津市中心部から東に50キロの浜海新区に、2000億元(約2兆5700億円)を投じて世界最大の金融センター「于家堡金融区」が建設される。写真は同新区の建設現場。

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2010年7月24日、中国新聞網によると、天津市中心部から東に50キロの浜海新区に、2000億元(約2兆5700億円)を投じて世界最大の金融センター「于家堡金融区」が建設される。

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記事によると、同新区の建設予定地では千に及ぶ作業員が夜を徹して作業に当たっているという。10年後には、120の展示センター、金融、教育、商業施設などが完成し、産業従事者40万人を誘致、現段階で世界最大規模の金融センターが完成する計画だ。天津市によると、09年に着工した同プロジェクトは4期に分けて建設され、3年後に4期目がスタート。5年後には全体像が浮かび上がり、10年後にほぼ完成するという。

同金融センターの敷地面積は3.86平方キロ、総着工床面積は950万平方メートル。現在、12施設(176万平方メートル)がすでに着工しており、その投資額は240億元(約3086億円)になるという。今年末までに、さらに23のビルを着工予定だ。同市の崔津渡(ツイ・ジンドゥー)副市長は、「天津市の目標は、中国北部の経済の中心地にふさわしい金融サービスシステムを備えた、金融改革におけるイノベーション基地を建設することだ」と意気込む。

また同副市長は、天津の金融センターは北京、上海、新センなどとの競合にはならないと述べ、「天津独自の色を出していき、北京、上海、新センと手を取り合って前進し、(中国の)金融市場における重要な役割を担っていきたい」と強調した。すでに65の企業が同金融センターに登記を済ませており、その業種はファンド、信託、保険、トレードなど多岐にわたるという。(翻訳・編集/津野尾)

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