<CTR特別提供・中国実態調査>W杯を商機につなげるサッカーファンのセグメンテーション

Record China    2010年7月25日(日) 22時13分

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13日、中国の市場調査会社が行った調査で、サッカーW杯南ア大会が中国でも高い認知度を誇り、多くがその動向や試合結果に興味を持ったことがわかった。写真は会期後、値下げされた2010FIFAサッカーW杯南ア大会の公式マスコット・ザクミのぬいぐるみ。

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2010年7月13日、世界的なスポーツの祭典であるだけではなく、今や多くのメディアが関わり、世界的ブランドのPRの場でもあるサッカーのワールドカップ。このほど、中国の市場調査会社が行った「2010年FIFAサッカーW杯南ア大会における一般大衆の関心度調査」では、同大会が中国でも高い認知度を誇り、多くがその動向や試合結果に興味を持ったことがわかった。中国の大手調査会社・CTR市場研究の特別提供記事。

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1000人を対象とした調査では、80%が「ワールドカップを知っている」と回答。63%が「進展や試合結果に関心があった」とし、うち12%が「大会期間中、生活で最も関心があったのはワールドカップのことだった」と答えた。この結果を踏まえ、各企業はどのように商機をつかんだらよいのか?

サッカーファンの数は膨大で、その属性は多種にわたる。TV番組にしろ、CMにしろ、セールスにしろ、属性別に展開戦略を練ることが重要になってくる。今回の調査では性別、年齢、収入などの要素から多角的にファン層を分析。大きく分けて3つのセグメントを設定した。「長年のファン」「一般のファン」「一時的なファン」の3つはそれぞれ1:2:1の割合で存在すると考えられる。それぞれの属性は以下の通り。

●長年のファン

主な属性:45歳以上の男性、中収入(月収2000〜5000元)

接触の多い媒体:テレビ、新聞、インターネットをバランスよく

サッカーを生活の一部としている長期的なファン。

常に試合を観戦している。

それぞれに応援するクラブがあるが、もちろん各国各リーグのチームやトップ選手について詳しい。

関連ニュースやスター選手の動向は常に把握している。

サッカーについての討論が好き。

自身もサッカーをプレイする。

●一般のファン

主な属性:15〜24歳の男女、中・低収入(1000〜2000元)

接触の多い媒体:インターネットが主体

時々テレビ観戦をする。

特に応援しているクラブはない。

各国トップ選手とメディア露出の多い選手を知っている。

サッカーについての討論が好き。

●一時的なファン

主な属性:35〜44歳の女性、無収入あるいは低収入(月収〜1000元)・あるいは高収入(月収5000元〜)

接触の多い媒体:テレビ、新聞をバランスよく

もともとサッカーが好きなわけではない。

時々テレビ観戦をする。誰か観戦している時についでに見ることも。

特に応援しているクラブはない。

メディア露出の多い選手を知っている。(翻訳・編集/愛玉)

■CTR市場研究

本社を北京に置く中国の大手調査会社。国内最大の調査網を持ち、市場調査と分析、コンサルティングを業務とする。消費者指数、消費動向、メディア戦略、医療、自動車、金融、電子通信機器などの幅広い分野で展開する。

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