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20日、今年上半期に中国国内で発生した安全性に関する重大事故は昨年同期比で2倍に増加。道路、船舶での交通事故や炭鉱事故が主な発生分野に。写真は16日、遼寧省大連市の大連新港で石油会社のパイプラインが爆発炎上し原油が海に流出した事故。
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2010年7月20日、中国全国安全生産テレビ電話会議が開催され、その席上で今年上半期の国内の安全生産状況は依然として深刻な状況にあることが明らかになった。中国広播網が伝えた。
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今年上半期に全国で発生した安全性に関する事故は17万7777件。これらの事故による死亡者の数は3万3876人で、昨年より4174人減少しているが、依然として驚きの数だ。さらに、比較的重大な事故で見るとその発生件数は昨年同期比で2倍に。この半年ですでに6件の重大事故が発生しており、その死亡者数は234人。昨年比116.7%増となっている。
これら6件のうち1件は交通事故で、5件は炭鉱事故。今年上半期に発生した事故の特徴として、重大事故の発生件数の急増、道路や船舶の交通事故と炭鉱事故の増加、違法操業や違法生産が原因の事故の増加の3点をあげている。
特に7月16日から19日までのわずか4日間で、5件の重大事故が連続して発生。77人が犠牲となった。会議では過熱する石炭需要が炭鉱事故の増加を招いたと分析。さらに安全生産にかかわる監督部門の職務怠慢や違法行為に対する取締りの徹底不足も原因に。また今年上半期の天候不順や自然災害の多さも事故多発の一因になっているとの発言もあった。(翻訳・編集/本郷)
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