<レコチャ広場>ウォール街で再就職できない中国人失業者、一匹オオカミがあだに

Record China    2010年7月16日(金) 1時29分

拡大

1日、世界的な金融危機で外国人の失業者も多数出ている米ウォール街。派閥を固めていたインド人やロシア人はツテを頼って再就職を果たしているが、群れを嫌う中国人はこういう時圧倒的に不利だと論じた記事が、中国のブログサイトに掲載された。写真はウォール街。

(1 / 4 枚)

2010年7月1日、世界的な金融危機で外国人の失業者も多数出ている米ウォール街。それでも以前から派閥を固めていたインド人やロシア人はツテを頼って再就職を果たしているが、群れを嫌う中国人はこういう時圧倒的に不利だと論じた記事が、中国のブログサイト・騰訊博客に掲載された。

その他の写真

中国のマーケティングマネージメントの専門家、張旭[女青](ジャン・シュージン)氏が米ウォール街の事情に詳しい陳思進(チェン・スージン)氏の記事を紹介した。それによると、ウォール街では中国人、インド人、ロシア人が合わせて同地域の総人口の25%を占める勢力となっているが、中国人だけは互いに助け合うことをしない。金融危機の影響でリストラの嵐が吹き荒れるウォール街では、陳氏の周りだけでも30人ほどの中国人失業者がいるが、二次面接で落とされることが多いという。

その理由は、二次面接の面接官は人事や技術部門の中核を担うインド人やロシア人が担当するからだ。インド人やロシア人は上昇志向が強く、さらに自分が上の立場に立つと周りを同国人で固めたがる。ウォール街では「インド人がトップに立つと翌年には周りは全てインド人」「中国人がトップに立っても翌年には中国人はやはりその人だけ」と言われているほどだ。陳氏自身も、シティバンクの面接で合格確実とみなされながら中国人の面接官に落とされた経験がある。その理由も「中国人が増えると面倒だから」だった。

このご時世、互いに助け合おうとしない中国人の失業者ばかりがどんどん増え続けているという。陳氏は「今にその地盤をインド人とロシア人に全て奪われてしまうのでは」との懸念を示している。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携