<中国・珠玉の景観>チベット人の聖なる山・梅里雪山―雲南省

Record China    2006年12月12日(火) 1時44分

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梅里雪山は雲南省の北部に位置する連山の総称。古来チベット人の聖地としてあがめられ、多くの人々が巡礼に訪れてきた。

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真っ白な雪と氷河を頂いた山の峰々が、大地と天空の間に浮かぶ神秘的な光景。ここは雲南(うんなん)省の北、チベット自治区との境に位置する梅里雪山(メイリーシュエシャン)と呼ばれる連山だ。30kmほどの長さにわたる雄大なこの山脈は主峰カワカルポをはじめとし、海抜6000mを越える山が10も連なる。この美しい景色を眺めに、前人未踏の山道を征服するために、毎年多くの観光客や登山家がここを訪れている。

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チベット人の間では、この梅里雪山は神の山としてあがめられ、巡礼をしないと死後天国に行けないと考えられているそうだ。そこでチベット自治区や青海省、四川省などから多くのチベット人がはるばるこの山を目指し、半月ほどかけて山の周囲を徒歩で巡礼する。山あいの村や小高い場所などには、チベット仏教の旗であるカラフルなタルチョーがはためき、白い仏塔(パゴダ)が静かにたたずむのが見られ、この山が古くから続く神聖な場所であることが実感できる。

<中国・珠玉の景観>シリーズでは、これからも中国の人と歴史、自然が作り出した名所の美しい写真を、説明つきでお届けしていく。

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