Record China 2010年7月13日(火) 23時37分
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7日、現代中国の若者が愛国心と個人主義を並存させていると英経済誌が指摘した。写真は上海万博のPR活動をする武漢市の大学生。
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2010年7月7日、英フィナンシャル・タイムズは、現代中国の若者が愛国心と個人主義を並存させていると指摘した。9日付で環球網が伝えた。以下はその概要。
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中国の若者たちは一人っ子として甘やかされて育ち、政治には無関心で、車とゲームとデザイナーズブランドにしか興味を示さないというのがこれまでの定説だった。ところが、彼らも自分の意見を言うようになってきた。不動産価格が上昇し続けるのに不満を抱き始め、加えてサラリーが上がるようになると、屈折した望みがますます高くなっていった。生活の中で欲しいものは親世代が夢見ていたものよりもさらに多い。この現象は中国の未来にさまざまな悪い結果をもたらすだろう。
20年前、都会に出稼ぎに来た労働者にとっては貧しい実家に送金することが主な目標だった。しかし現在、彼らにとって仕事は都市で生活するための第一歩だ。さらに08年の「労働法」は、彼らの個人権利意識を強めた。
ここ数年、中国の若者が政治的主張をする時、「民族主義」が前面に出る。08年のチベット騒乱、ヨーロッパでの北京五輪・聖火リレーに対する抗議などをめぐって、中国の多くの若者は欧米メディアの態度に憤慨した。彼らは、中国政府に対するほんの小さな批判についても、中国政府が欧米に対して弱腰だとの不満につながっていく。
中国の若者にとって、愛国心をより高揚させる一方で、「より多くの物」を要求し個人主義に走ることは、何ら矛盾を含んでいない。中国の若者は自国の得た成果について誇りと自信を持つことができ、自分自身の生活にもより高い期待を抱くことができるのだ。(翻訳・編集/中原)
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