Record China 2010年7月9日(金) 12時57分
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9日、青海省の乳製品メーカーの粉ミルクから基準値の500倍ものメラミンが検出されたことが分かった。写真はスーパーの粉ミルク売り場。
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2010年7月9日、北京日報は記事「問題粉ミルクが『捲土重来』」を掲載した。青海省の乳製品メーカーの粉ミルクから基準値の500倍ものメラミンが検出されたという。
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6月25日、甘粛省品質技術監督局は粉ミルクのメラミン濃度検査を実施。3つのサンプルから基準値の数十倍から500倍という高濃度のメラミンが検出された。問題製品は青海省の東垣乳品工場が製造したもの。同社製品は江蘇省、浙江省などで主に販売されているという。甘粛省からの報告を受け、青海省当局は問題の粉ミルク38トンを押収した。
捜査の結果、メラミンは河北省から購入した原料38トンに含まれていたことが判明した。原料のメラミン濃度は基準値の500倍を超えているという。また、6月22日には吉林省でもメラミン汚染粉ミルクが発見されている。製造元は黒竜江省大慶市の企業。当局は問題製品の回収を実施し、今月9日より吉林省の乳製品メーカー全社の検査を実施するという。
中国では2008年、粉ミルクなど乳製品のメラミン汚染が発覚し、社会問題となった。問題製品を販売した三鹿集団の社長は終身刑という重い刑事罰を受けたほか、政府は食品衛生法の改訂を前倒しで実施するなど社会不安の沈静化に精力を注いだ。それにもかかわらず、メラミン汚染が再発したことは大きな痛手となりそうだ。(翻訳・編集/KT)
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