「中朝国境の火山が5年以内に噴火」は間違い、韓国教授に中国専門家が反論―中国紙

Record China    2010年7月8日(木) 5時47分

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7日、韓国・釜山大学の教授が、中朝国境に位置する白頭山が4〜5年以内に噴火する可能性が高いとする中国の火山学者の予測を報告した件について、中国の専門家が「科学的根拠のない噂」と否定した。写真は白頭山。

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2010年7月7日、韓国・釜山大学の教授が、中朝国境に位置する白頭山(中国名:長白山)が4〜5年以内に噴火する可能性が高いとする中国の火山学者の予測を報告した件について、中国の専門家が「科学的根拠のない噂」と否定した。北京科技報が伝えた。

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韓国・釜山大学の尹成孝(ユン・ソンヒョ)教授が6月16日に同国気象庁主催のセミナーで、中国の火山学者の予測として報告していた。これに対し、中国火山専門委員会の劉嘉麒(リウ・ジアチー)名誉主任は「科学的根拠は全くない」と否定。中国地震局地質研究センターの許建東(シュー・ジエンドン)研究員も「長白山の観測は10年も続けている。最新の観測データによると、現在は安定期で噴火の予兆は全くない」と述べた。

尹教授は噴火説の根拠について、同山は02年6月に中国吉林省汪清県でマグニチュード(M)7.3の地震が発生して以降、地震の頻度が10倍以上も増えたほか、頂上のカルデラ湖、天池の地形が変化し、その周辺の森林からは火山ガスが常に噴出している状態となっていると説明。これについて、許研究員は「現在は平静状態を保っているが、逆に考えれば間もなく活発期に入るということだ」との見解を示した。

その上で、許研究員は「韓国の専門家やメディアは『活発期』に入れば大噴火すると誤解したのだろう」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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