賃上げと人民元上昇で迎えた冬、台湾企業は次の春を目指せ―中国

Record China    2010年7月5日(月) 6時46分

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1日、ロイター通信は記事「台湾企業の次の春=OEMの影から抜け出し、人民元上昇による中国での商機を狙う」を掲載した。写真は深センの出稼ぎ農民仲介企業。

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2010年7月1日、ロイター通信は「台湾企業の次の春=OEMの影から抜け出し、人民元上昇による中国での商機を狙う」と題した記事を掲載した。以下はその抄訳。

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中国の労働コスト上昇、そして人民元の長期上昇トレンドに直面した台湾企業が中国でのさらなる成長を目指すには、もはや独自ブランドの確立と中国市場進出を目指す経営モデルに転換せざるを得なくなった。

「OEM(相手先ブランドによる生産)の影から抜け出し、中国を工場ではなく、市場にしなければならない」と龍鳳水餃の葉恵徳(イエ・フイダー)理事長は決意を語った。長年、OEM業務を続けてきた台湾メーカーは転換に恐れを抱いているが、同じ言葉を持ち、似た文化を持つという優位を発揮するべきだと強調。もし東南アジアや中国内陸部などより労働コストが低い地域に移転するだけでは、最後には壁にぶつかると指摘した。

30年前、外資招致政策に導かれ、多くの台湾企業が中国に進出した。当時、工場用地の取得はほとんど無料で労働者の賃金水準も低かった。しかしその状況は今、大きく変わりつつある。その変化には2〜3年では対応できず、より長いスパンを考える必要があるだろう。台湾企業は次の春を目指して長く厳しい道を歩まなければならない。(翻訳・編集/KT)

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