Record China 2006年12月10日(日) 12時57分
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雲南省の元陽県は、少数民族が古来から築いてきた棚田の景観で知られている。1年中水で潤された田は、太陽や月の光に照らされて奇跡のような美しさを見せる。
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人と自然が作り上げた、奇跡のように美しい景観―この棚田をそう表現しても、あながち言いすぎではないだろう。雲南(うんなん)省の元陽(げんよう)県にある広大な棚田は、訪れる人にそう思わせる場所である。
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省都昆明(こんめい)市から南に303km、元陽県にはハニ族、イ族、ミャオ族、タイ族などの少数民族が住み、古来から険しい山地に棚田を築き上げてきた。海抜は1400〜2000m、霧と雨が多く、地形以外の条件は稲作には適している。唐の時代(618〜907年)からすでに、この地域は棚田で有名だったというから驚きだ。
高山からの水で1年中潤う棚田は、空のさまざまな色合いを美しく映し出す。この老虎嘴(ラオフーズイ)エリアにある「猛品(メンピン)棚田」は面積が1133haで、段数はなんと3000段以上もあるという。これらの棚田は世界で最も壮大で美しい田園風景とされ、現在世界遺産の登録を申請している。
<中国・珠玉の景観>シリーズでは、これからも中国の人と歴史、自然が作り出した美しい名所の写真を、説明つきでお届けしていく。
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